屋内に設置されている消火栓は、その施設の自衛防災組織か施設利用者が使用する目的で設置されています。そのため、施設管理者は使用方法を熟知しておく必要があります。
操作手順
- ホース延長線上にある障害物の有無を確認。散水栓は、火点直近で二つ以上を使用する。
- 消火栓箱の扉を開ける。開閉コックを開けると、消火ポンプが自動的に起動する。
- ノズルを右手で持つ。
- 開閉コックを右手で開ける。
- 火点を確認し、低い姿勢でノズルを腰に当て、ノズルコックを開ける。
- 放水開始。
- ノズルのホース接合部近くを右手で持って腰に当てる。左手で筒先の放水口近くを握って火点に向け、左足を一歩踏み出す。前向き体制で釜構え、煙に惑わされることなく注水する。
- 消火を確認し、ノズルコックを閉める。
- 注水が終わったら、水損防止のため速やかにコックを閉める。
- 放水終了。
- 散水栓箱に戻り、開閉コックを閉める。
- ホースとノズルを散水栓箱に収め、扉を閉める。
留意事項
- 火炎が天井に届くようになったら、コックを閉めて避難する。
- 火炎に退路を断たれないように注意する。
- 深追いしない。