F153の仕様とF153Ⅲの仕様変更【F153】

松村電機製作所製メモリー操作卓、F153についての仕様や概要の説明です。この調光卓は2008年ごろから登場した3段プリセット卓で、東芝エルティーエンジニアリング『LICSTAR Ⅵ Type-J』、Panasonic 『Pleasure Σ』、丸茂電機『MARIONET STAR』『PRETYNA-M』と同位種です。

好みはわかれると思いますが、比較的操作しやすい機種だと思います。

F153の定格・仕様

コントロールCH 512ch
コントロールDIM 512DIM
シーン記憶数 1000シーン、割り込み記憶(シーン間最大9シーン)
パート数 8パート
エフェクト 50パターン、99ステップ、トータル1000ステップ
ショウデータ数 20ショウデータ
サブフェーダ 20本、50ページ、トータル1000シーン
データ互換性 JASCII,COMOS,F105,F151,F210
外部記憶 3.5型 フロッピーディスク×2台
ディスプレイ 17型カラー液晶ディスプレイ 1台
調光信号 DMX512
プリントデータ キューデータ
オプション 直点灯ワイヤレス、キーボー ド、マウス、プリンター、専用スタンド

F153Ⅲの定格・仕様

コントロールCH 1024CH
2048CH
コントロールDIM 1024DIM
2048DIM
シーン記憶数 1000シーン、割り込み記憶(シーン間最大9シーン)
パート数 8パート
エフェクト 50パターン、99ステップ、トータル1000ステップ
ショウデータ数 1000ショウデータ
サブフェーダ 20本、50ページ、トータル1000シーン
データ互換性 USBメモリ:F153、JASCII
外部記憶 3.5型 フロッピーディスク×2台
ディスプレイ 17型カラー液晶ディスプレイ 1台または2台(2台目はオプション)
調光信号 DMX512/1990×2系統,Ethernet
プリントデータ キューデータ
オプション ノートPC(ネットワーク・オフライン対応)、直点灯ワイヤレス、ハンディターミナル、プリンタ、Ethernet/DMX変換ボックス、サブフェーダ操作卓、カラー液晶ディスプレイ 1台(2台目)

仕様変更

F153は、F153V1→F153V2→F153Ⅲと少しづつ仕様が変更されてきています。F153V1とF153V2は、基板等のハード的な観点では同型です。「V1」、「V2」となっているように、ソフトのバージョンが異なります。F153V2からハード面の刷新を行ったものが、現行のF153Ⅲ(平成25年分より出荷)となります。ソフト的にはF153V2とほとんど変わりません。

  • 1024ch , 1024dim対応
  • F153データとして他の小屋に持っていく場合、F153形式を推奨。マニュアルバックアップは、従来通り 512 ch : 512 dim まで対応。
  • ネットワークPC (データモニタ機能) 対応
  • パッチ グラフィック配置機能
  • TRACKキーに、ショートカットを割り当て (従来の操作を維持するため)
  • ファンクションを拡張し、パッチモードを追加。DIM選択は、カーソル・マウス、テンキー指定は、通し番号入力 (DIM-CH指定と同等)
  • ステージ、ブラインドモード
    CH グループ記憶用  STORE CGを、ファンクションに追加

ブラインドモード

  • 新規CUE作成時、ゼロレベルから作成するモード B・B・O を、ファンクション追加。データ修正中に、他のキュー番号を呼び出した場合、確認メッセージを表示
  • SUB MODIFY 時、プリセットのEDITを ON

ショーデータ

  • 1000 ショーデータ対応 (内部SDDに記憶)
    USBメディア対応

外部記憶

  • F153 --- F152V2 (FD)
  • F153V2 (USB)
  • その他 ---JASCII (USB) ※ JASCII ファイルリスト表示、ファイル名入力対応

セットアップ

  • キュー デフォルト フェードタイムに MAN 設定追加
    ※ MAN時PARTのデフォルトタイムは 3秒。

その他

  • 画面表示の色を変更STAGE,BLIND CHバック色。
  • マクロ登録時、ダイレクトキー指定対応 (メモリパネル 空キー対応)
  • M Save後、空きキーで、番号を補完。

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