クランプメーターの使い方と用途

クランプメータとは、架線電流計といって電流計の一種です。電線を挟み込むことで、回路を切断することなく電流を測定できます。クランプオン・メーター、クランプオン電流計とも呼ばれます。

この測定器は、回路を切断しないで、通電したまま電流を測定することができます。リードも付いているため、デジタルテスターとしても利用できます。
一般の電流計は電線を切り、回路と直列に接続しないといけませんが、クランプメーターは電線をクランプするだけで測定することが可能です。

操作が簡単で、直接電線に接続しないため安全に大電流の測定ができます。また、電流計の内部抵抗の影響もありません。
ただし、交流電流専用のものでは、電流をわずかに減少させる作用が働きます。

使い方

測定レンジを[A](電流)に合わせ、側面の突起を押して輪っか部分を開きます。ここに、通電している電線を通すと、測定ができます。必ず、電線は一本のみを挟んでください。二本同時だと、電流を消し合うため測定できません。

コードを測定したい場合は、ライン・セパレータ(ライン・スプリッタ)というアダプタを使用します。このアダプタは、コンセントと電気器具のコードとの間で電路を2つに分断させる働きをします。
この分離した一方の電路を、クランプ・メーターでクランプすれば、コードの電流測定をすることができます。

用途

持ち込み機材を電源盤から取っていれば、持ち込み電源量の測定に使えます。また、家庭ではブレーカーから出ている電線を挟んで使用電力量の測定、直流では車のバッテリーの測定に使えます。くれぐれも、感電には注意して測定してください。

参考文献

金沢 敏保 (著), 藤原 章雄 (著)
テスタとディジタル・マルチメータの使い方―動作原理から正しい使い方と物理量の正確な測定方法まで (計測器BASIC)
CQ出版; 改訂新版 (2005/12)
単行本: 155ページ
ISBN-10: 4789837203
ISBN-13: 978-4789837200

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